2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

バルカン超特急*ヒッチコック

ヒッチコック監督作品「バルカン超特急」を見た。始まった瞬間から画面に釘付けで、最後まで一気に楽しめた。異国の地、大雪、列車、スパイ、消えた婦人、美女、脱出。ゾクゾクする要素が満載で、悪くなりようがない気もする。とはいえ、同じ条件でも「シベ…

文旦

文旦を初めて食べた。文旦とは高知の名産品で、冬の今頃が旬である。たまたま高知を訪れた私は、直径15センチくらいのまっ黄色な文旦が、ゴロゴロと道路脇に並べられているのを見つけた。だいたい一個が100円から200円程度。手にするとずっしりと重…

一期一会はどうなのか?

今日テレビで「フォレスト・ガンプ」を放送していた。映画館には観に行かないが、テレビでは楽しめた。しかし、いかんせん最後がいけない。主人公は、あらゆる欲求、あらゆる感情、さらには愛を表現するのにも大変な時間がかかり、それが逆に人生を好転させ…

アンリ・マティス

アンリ・マティスの「Blue Nude」を見ると、心が落ち着く。青と白しか存在しないこの絵。自分(青)と周り(白)は明らかに違うのだ。違うという点で、結局周りは同じである。自分の周りの様々な意見、中傷、賞賛、ついには自分がまとう衣装までが白く染まり…

This is New York*M.Sasek

60年代につくられた絵本、M.Sasek作「ジス イズ ニューヨーク」を買った。とっても可愛い絵で、最もエレガントなパークアヴェニューでもハーレムではこんな感じ、と風刺もきかせている。この本が出来て40年以上がたっているのに、描かれているタイムズス…

きみに読む物語*ニック・カサベテス

ジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズの息子、ニック・カサヴェテス監督作品「きみに読む物語」THE NOTEBOOKを見た。ジーナ・ローランズはSUPER!

野球の美学

青空と海に誘われて、沖縄に行ってみることにした。安易な気もするが、それが私。セテモア沖縄ではプロ野球8球団が春季キャンプを行っている。子供の頃、野球がいやになった。私の大好きだった「パーマン」の放送時間に、父親がいつも野球中継を見ていたか…

太平洋序曲*宮本亜門

ニューヨークで宮本亜門さん演出の「太平洋序曲」(pacific overtures)が閉幕した。日本人初めてのブロードウェイの舞台演出で、初日の12月2日は「スタジオ54」の約1000席は満員だったそう。私もニューヨークくんだりまで足を運び、観てきた。初日…

東京物語*小津安二郎

小津安二郎監督の「東京物語」を見た。こんなに映画で涙したのはいつぶりだろう?きっと前回「東京物語」を見たとき以来だ!ストーリーはもちろん、台詞を諳ずるほど何度も見ているのに、なんでこんなに涙してしまうのか。はっきり言って、涙する映画がいい…