アンリ・マティス

kumocco2005-02-18

アンリ・マティスの「Blue Nude」を見ると、心が落ち着く。青と白しか存在しないこの絵。自分(青)と周り(白)は明らかに違うのだ。違うという点で、結局周りは同じである。自分の周りの様々な意見、中傷、賞賛、ついには自分がまとう衣装までが白く染まり、見えなくなっていく。自分は変わらず青いまま。

人間関係には、マーク・ロスコのような、にじんだ感じも必要なのであろうか。

私の中にある雑念を振り払ってくれる。