諜報員*ボリス・バルネット

kumocco2005-01-31

1947年、第二次世界大戦終了直後のソ連映画ボリス・バルネット監督「諜報員」をアテネ・フランセで見てきました。諜報員とはスパイのことで、ロシアのスパイがドイツに潜入して任務を遂行するという、ソ連スパイアクション映画だった。

007シリーズのような色男のスムースなスパイ映画とは違い、もっと愛国心、裏切り、恫喝が続くスパイ映画。とはいえ、ドラマチックでスピーディーで壮大でもありハリウッド映画と勘違いしてしまいそう。ハリウッド映画だとロシア語を話すのは明らかに敵であるが、この映画ではすべてがもちろんロシア語。途中で、どちらが敵でどちらが味方か分からなくなってくる。まさにスパイの気持ちとはこんなものなのか??!