ベルヴィルランデブー

kumocco2005-01-27

フランスのアニメ映画「ベルヴィル・ランデブー」を見ました。すばらしかった。音楽も映像も、見ているとドキドキワクワク。とはいえ、映画そのものはそんなに明るいものではなく、次から次へと現実とはほど遠いナンセンスが続きます。おばあさんは孫を助けるため大きな船をボートで追い、出会った老婆達は新聞、冷蔵庫、掃除機で演奏を始めます。その間に、孫は自転車をこぎ続けて命が危ないのです。なんのこっちゃ!現実じゃありえないんだけど、アニメだからいいじゃない!

フランス語ができる人もできない人も、この映画は台詞がほとんどないので、字幕を追う必要がありません。そのためかえって映像に集中することができ、どたばたの面白さを強調しています。ジャック・タチフレッド・アステアなど、昔の良質のコメディ映画を彷彿させます。とはいえそんなに昔のコメディ映画を見ているわけでもないので、とりあえずジャック・タチの「のんき大将」も見ました。