池田重子コレクション・日本のおしゃれ展

kumocco2005-03-20

銀座松屋で池田重子さんのコレクション「日本のおしゃれ展」が行われている。改めて、着物を代表とする日本の装飾品の素晴らしさを実感した。今よりもよっぽど斬新で、鮮やで、遊び心に富んだ作品の数々。川久保伶さんや山本耀司さんが服にアシンメトリーを取り入れたのが画期的だといわれているが、もともと着物ではずいぶん前から使われている。色使いはとっても鮮やかで、今のおじいちゃん、おばあちゃん達がこれを着ていたなんて驚きだ。季節感も重要で、桜や秋草などの模様は見ていて楽しい。例えば秋草ならば、夏の着物に描かれる。季節を早取りし、夏でも涼しさを感じさせてくれる工夫だ。それに、本物の秋草にはかなわないからという謙虚な気持ちの表れでもあるという。

このおしゃれは、是非自分も受け継いでいきたいし、後世に残したい。